• 2014.12.29
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パート薬剤師が知っておきたい患者に選ばれるのは病院から近い薬局とは?

調剤薬局は外観や店舗のイメージも鍵を握る

薬局は医療機関の近くに建てる事がもちろん売上を上げるポイントの1つですが、外観や店舗のイメージ管理も欠かせません。世界最大のドラッグストア、ウォルグリーンはドラッグストアを開設するとき交差点の角地を優先的に選んでいます。その理由はどの方向からもウォルグリーンの存在が明らかだからです。日本のマツモトキヨシも同様に角地の立地を利用している例が多く見られます。売れる調剤薬局にするためには病院やクリニックの近くに開設することは必須ですが、さらに人の目に入るところというのもポイントとなるでしょう。

薬局が学ぶべきコンビニの内観

誰もがほぼ毎日利用するコンビニエンスストアは正面入り口の側面にレジがあります。これはお客が店員と目を合わせる事がないような配置でありかつ店員がお客が入ってきた事がわかるようになっているんですね。残念ながら日本の薬局はどこもおなじようなつくりです。薬局は一般の小売業と異なり扱う商品が医薬品であること、お客と店員との間がカウンターで隔てられているなどの製薬はあります。そうした中で患者が入りやすい、利用しやすい薬局にしようとしているところは少ないでしょう。

病院から近い薬局へ行く患者

病院やクリニックなどの医療機関で診察を受け処方箋を受け取った患者は薬局に行き、薬を受けとる必要がありますが患者さんはどのように薬局を選ぶのでしょうか。通常の買い物と異なり慎重に選んでいるようにも考えられますが、実際は患者が利用した医療機関から近い薬局が利用されます。医療機関から受け取った処方箋をどこの薬局に持って行くかというのは法的にも決められていませんし、病院側が薬局を指定することもありません。患者さんが薬局を選ぶ事ができます。逆に法律で患者の誘導を禁止しており、医療側が薬局を指定する事は禁じられています。

今も人気な病院・クリニックに近い薬局

今も昔も患者が薬局を選ぶ基準は変わっていません。分業が始まった当初は調剤をしてくれる薬局が少ないのもあり医療機関の近くの薬局が選ばれていましたがこの傾向は今も変わっていません。これは薬剤師や薬局の役割を結局のところ患者がわかっていないと言う事もできてしまいます。つまり薬局側が他の薬局よりも多くの顧客を獲得しようとコミュニケーションの研修をしたり、業務内容の改善をしたところで患者は利用する薬局を変えようとはしないのです。病院から近い薬局、営業時間が長い薬局といった基準で患者は選び続けるのです。

分業のメリットは患者に理解されず

患者が利用する病院から近い薬局を利用するということは、患者が薬局の機能や、薬剤師の役割を十分理解しておらず分業のメリットをわかってないことを意味しています。調剤薬局は全国の全ての医療機関からの処方箋を受けつけ、処方内容のチェック、他の医療機関から処方医薬品との飲みあわせ、副作用のチェックを行います。そうした患者の情報は薬歴やお薬手帳に記載され次回の受付時に活用されます。そのためには患者の服用歴を1カ所で一元的に管理することが必要です。かかりつけ薬局を持つ意味はそこにあります。にも関わらず結局医療機関の近くの薬局を利用してしまっている現状を考えると調剤薬局側は大いに反省すべきなのですね。

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