• 2015.1.11
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パートとして復職する前に再確認すべき薬剤師の仕事と薬歴管理

薬歴管理の目的

複数の病院や診療上に通っている患者の場合、それぞれの医療機関の処方が適切でも同時に服用すると副作用などを起こす事があります。こうしたことを未然に防ぐために患者の受ける薬物療法の情報を薬歴として集約・管理します。薬歴には以下の事が記載されています。

薬歴に記載されること

  • 患者のプロファイル
  • 薬剤の交付記録
  • コミュニケーション録
  • 薬物治療の問題点

患者のプロファイルは既往症、アレルギー歴、副作用歴、生活環境、家族構成などの患者の基本情報です。患者の状況は常に変わるため来局のたびに内容を更新します。また処方箋を見る限り問題がなくても薬物治療の経過が適切でないケースもあります。

薬剤の好記録は、薬物治療の経過を把握するための重要な役割を果たします。次はコミュニケーション録です。薬剤師は薬物治療を通じて患者とさまざまな情報交換をします。どんな話をしたか記録する事は薬局全体のサービス向上にもつながり、冠者との信頼関係を築く上でも大いに役立ちます。

薬歴には薬物治療上の問題点についても記載します。薬剤師は薬物治療を通じて患者のQOL(Quality of Life)向上に関連する様々な問題に直面します。よってより能動的に患者の抱える悩みを抽出し、薬剤師の立場から解決することが求められています。

薬歴管理を踏まえて服薬指導

薬の名前や効能・効果・服用時の注意点などを患者に指導します。しかしどれだけ薬剤に関する知識があっても、患者から信頼され、かつ薬剤の知識がなくてもわかる言葉遣いでなければ伝わりません。窓口対応は出会いの場。

医療施設としての薬局の薬剤師は、知識や技術はもちろんですが信頼されるかが鍵。薬の飲み方を説明するだけでなく、この薬を飲む事によりどういうメリットがあるのか、注意はなんなのか、言葉を選びながら伝える必要がありますね。

調剤

調剤といえば薬剤師さんが処方せんを見ながら錠剤を選んだり数えたりしているというイメージですが調剤はそれだけではありません。調剤とは、医師が記載のした処方せんを見て化学的・薬学的・医学的・法的に問題がないか検討、確認したのちその処方せんに書かれている通り薬を患者さんに渡す一連の流れを言います。

処方箋とは、医師が特定の患者の病気治療のために作成した薬の調合法・服用法の指示書のことです。処方せんに記載しなければならない事項(氏名・年齢・薬名・分量・用法・用量・発行年月日・医師の証明捺印または記名)は法律で定められています。商法せんには外来処方せん、入院処方せん、麻薬処方せん、注射処方せんなどがあります。

調剤は薬剤師の資格をもっている者しかできない業務です。これを薬剤師の占有義務といいます。ただし薬剤師が患者さんに適した薬を勝手に調剤したり、医師の処方箋内容を勝手に変えたりすることはできません。

薬剤師法により、調剤は医師の処方箋に基づいて行うことが義務づけられています。しかし、医師から渡された処方内容にミスがあると思われる場合や疑問がある場合は処方箋に書いてあるという理由でそのまま渡してはいけません。

調剤には処方箋んい書いてある内容にミスがないかチェックすることも大切な目的の1つです。調剤のミスは絶対にあってはならないので、正確に行う事が要求されますし、調剤した薬剤師とは別の薬剤師が再度チェックをを行うなどミスを防ぐための工夫もされています。調剤の流れは以下の順番になっています。

処方箋のチェック(処方監査)

法律で決められている記載事項が記入されているかを確認、医薬品名、投与剤形(錠剤・散剤・水剤など)、患者の年齢や状態に適した用量・用法であるかを確認、患者の薬歴(体質・アレルギー・服薬状況などの記録)を確認、保健調剤か保険外調剤かを確認、相互作用がないかを確認、副作用についてを確認します。

薬袋の作成

法律で決められている記載事項(患者の氏名、用法、調剤年月日、調剤した薬剤師名、調剤した薬局の名称および所在地)を記入。その他必要があれば保管法、服用時の注意点なども記載する。

調剤

処方箋内容にしたがって、記載されている薬剤をそろえる。症状に応じて錠剤を変える。例えば、錠剤やカプセルを粉砕する場合もある。

鑑査

調剤を行った者とは別の薬剤師が、内容に間違いがないか鑑査を行う。処方箋内容を確認、薬ぶくろの記載内容を確認、処方箋と調剤薬を照合、秤量、個数、内容を確認、調剤薬局の混合状況、必要器具の有無などを確認する。

*関連サイト

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